本店の斜向かいに、松翁軒のスピンオフ店舗がありました。
マンションの一階に入る、わりとモダンな造りの和菓子屋さんです。

現在は概ねカステラ専業になっておりますが、松翁軒の長い歴史の中に蓄積された和菓子のノウハウを掘り起こしてみようというコンセプトは理解できるのよ。
ただ、商品はあえて別ブランドで売り出す規模にはなっていないようで・・・
店頭に並ぶ生菓子も1種類だけだったし。

などと思ってたら、観光通りのお店に吸収される形で閉店しちゃったようです。さもありなん。

季節限定の水無月。
ういろう生地を小豆の上からたっぷり被せちゃったので、見た目わろし。
本体の風味はいまいちですが、しっかり甘いです。

新商品だった長崎檸檬 桃璃。
レモンなのか、モモなのか、どっちなんだ?!
本来の桃璃は桃の香りのお菓子のようで、型を流用しているようですね。

レモンピールの入った、油しっとりな焼き菓子でした。
ダメ押しの砂糖まぶしがご当地っぽいな。

結局、どら焼きが落ち着くわよ。
カステラ屋さんだけあって、たまご色の焼き皮がステキ。
ウエットなつぶあんは割とスッキリしてるんだけど、でも、全体的には容赦なく甘いのが長崎菓子です。
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