「はるばる鹿児島に飛んで、餃子の王将は無ぇわ」と怪訝に思われる読者の方もいらっしゃるでしょう。
いわゆる鹿児島王将はちょっと特別な存在なのよ!
ご当地出身の京セラ創業者、稲盛氏が、弟たちのために京都本家から暖簾分けしてもらった別会社で、市内を中心に8店舗を展開する現在も甥っ子が社長を務めているようです。

1号店たる中町店は裏通りにありますが、天文館中心部の好アクセスな立地です。
ご当地はどういうわけか中華料理の競合が目立たない印象なんだよね。界隈ではおそらく一番人気のお店で、ランチタイムや夕食時には行列ができておりますよ。
店内は年季の入ったコの字型カウンターをメインにちょっとした小上がりも設置。メニューには独自路線も見えますが、基本ラインは本家を踏襲した内容なんだな。
薩摩の男衆が集まるせいか、なんともいえぬ殺伐な雰囲気に満ちており、自然と背筋が伸びちゃう感じだったのよ。もし厨房のオッサンらが彼女の父親ならば、チビッちゃうと思う。

ハタと気づいてしまったのだけど、本家との違いを語れるほど、王将に通ってねぇわ・・・
桜島の溶岩色にサクッと焼かれた餃子は、ユルいペーストではなく具のソリッドな舌触りを感じる餡で、ゲス控えめな調味加減です。
酸っぱい天津飯が苦手な私は、王将のいわゆる京風餡に救われた一人。
鹿児島王将でも一番人気のメニューは天津飯のようで、まわりのみんなが食ってましたね。
ヌットリとかけられた餡は、ご当地らしく黒酢を使った酸っぱみ強めの甘酢餡です。
個人的には土壇場で小にして助かったよ。ちなみに極天津飯や塩ダレ天津飯という形で、酸っぱくないものも扱うようです。



コメント一覧