昭和の黄色いモンブランしか知らん田舎者の口に、おフランス製の茶色い爆弾を放り込んだ「アンジェリーナ」
えげつなく、デケェ! 甘ぇ!
濃厚な栗ペーストの中は、え? 全部クリームなの?? 底にメレンゲーーー!!!
ってな具合に、大きなカルチャーショックを受けた若き日の私なのです。
思い出のある銀座サロンがプランタンもろともに姿を消して以降は、ほとんどお目にかかることがなくなりましたが、なにやら再びの攻勢を仕掛けているらしく、横高に常設の販売コーナーができておりました。

栗好きの私用に、家族が大きなやつを残してくれたようですが、うん、持て余すわ。
つか、なんじゃこれ?
形崩れしにくく、扱いやすくなったのかもだけど、栗ペーストが粘土みたいで、ろくに風味も無いじゃんか。
思い返せば、強烈なお味のインパクトを与えつつ、口溶けは意外に軽いみたいな、ギリギリ綱渡りで成り立っていたようなお菓子なので、どこかで妥協すると崩れちゃうんだろうな。
もう、ひたすらな甘さとカロリーの塊みたいな代物だし、完食はしんどかったです。
当初は「東京會舘」、やがてプランタン直営になり、現在は「ロイスダール」の「メトロ製菓」のブランドになっているようなんだけど、この間に幾度かの調整を経て、レシピも昔と同じではないんだと思います。
今や、日本人の味覚に馴染む茶色い本格モンブランも珍しいものではなくなっているので、あえて「アンジェリーナ」を選ぶ必要もなくなっているのかな。
オススメ: ★


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