広島ラーメンの系譜に ”小鳥系” というものがあるんだって。
やはり元祖の親戚筋が営んだ「すずめ」というお店をルーツとして、屋号に小鳥の名前がつくのが特徴なんだそうな。
ケツに”家”をつけるよか、なんぼか風雅な命名法じゃね？
平和大通りの公園に面して営業する「つばめ」は、小鳥系の初期メンらしいよ。
熟練のお父さんが守っている店内は、こざっぱりと清潔に維持されておりました。
メニューはやはり潔く、中華そば、おでん、おにぎり、ビールのみ。
やはり屋台文化の名残りなんでしょうかね？ 広島ラーメンのお店では、おでんも扱うことが珍しくないのよ。おでんも食いたかったぁ！
くっそーー、私の胃に林家こん平の旅行カバンのごとき無限の余地があれば！
中華そば、おいしいなぁ。
ちょうど良きお味なのよ。
やはり豚と醤油の風味がいい具合に混ざりあって、茶褐色のスープに香ばしさがありますね。
ヘラヘラな豚に隠れた細もやし、スルスルな細ストレート麺。
現代のラーメンに比べると幾分マイルドなんだけど、オッサンへの肌なじみがすこぶる良いんだわ。
もしかしたらブタが食ってるからかもしれんけど……
関東の民が懐かしさを覚える鶏醤油な支那そばとは、また別系統の原点味だなぁ。
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