小倉・片野「ふじ岡」の肉うどん

北方周辺のうどん店をもう一店くらい食べたかったのですが、この日は生憎、店休やら臨休やらが重なったようでありつけず、２駅北の片野まで戻ってきました。

風景にはビルやマンションが増えましたが、やはり労働者の居住区だったんだろうなという雰囲気も漂うエリア。こちらでも小倉独特の肉うどんを出すお店が幾つか営業しておりました。

肉うどんは戦後からの文化らしく、裏通りにある「ふじ岡」も古いお店の一つみたい。

まだ朝の時間ではありましたが、すでにピークは過ぎたのか、こちらはだいぶ落ち着いた店内状況で、店のお母さんと常連さんとの会話も、まったりと余裕がありましたね。

北に上れば「こがね市場」の商店街も見えますが、ご覧のように通りに人は出てないからね。お昼ならともかく朝食営業から混み合うのが、逆に不思議なんだよな。

こちらの特徴は醤油味かな。

うどんの汁もホロホロに煮たお肉も、甘みはあまり感じない、醤油の風味のある調味でした。

柔茹でのうどんについては、もしかしたら外部の茹で麺を使っているのかもな。

卓上には、ちゃんとすりおろした生姜と、荒くカットした唐辛子。

自由に取れる漬物類が入り口脇にまとめられていたので、今回はビギナーの私もいただくことができました。

切り干し大根や昆布を漬物の糠で和えたのが、ご当地らしくて面白い。これらは本来、ごはんやおにぎりをつける際のお供なのかもね。