こがね市場通りにある、和菓子店。
ここかぁ!
たしか、小倉城庭園の茶室で出てくるお菓子を作っているお店だよね。
「こがね市場」の入口近くにある店舗は、茶道御用達の上用菓子店というよりは、商店街の気さくな、おまん屋さんの雰囲気で、知らなかったら素通りしてたかも。
なんと、小倉にも小饅頭があったのです!
碁石大の可愛らしい一口饅頭は、静岡の東海道沿いで見かけて以来、めっちゃファンなのよね。
かつて、小倉の海岸沿いは企救の長浜と呼ばれる景勝地だったようで、街道沿いや貴布禰神社の門前で売られたお饅頭が評判になったのだとか。
ただ、今日においては小倉名物として、ことさら押し出されているわけでもなく、各店それぞれの名称で販売されているので、日常生活の中に埋没しているお菓子なのかもしれないな。
「秀月」の、こがね饅頭は地元の足立山麓天然水仕込みが自慢の品。
見た目は同じに見えますが、黒餡入と白餡入の2種類が相盛されております。
皮はほんのり風味があり、あんこはねっとりトロける感じなんだよな。
最も小さい包で33個入りですが、ひょいひょいと摘めてしまうので、危険なおやつです。
羊羹の中にカステラを閉じ込めたという、他では見ない革新菓子が売られておりました。
外側は小城羊羹以上にバッキバキな糖化をしていて、包丁の刃が欠けそうなくらいよ。
当然、黒文字などでは容易に切ることはできないのですが、手づかみでかじればいい!
口に入れると、中に閉じ込められたカステラの甘~い卵風味が、ブワッと解き放たれる驚きがありますね!!
入っているのは軟弱じゃないカステラで、これが羊羹の中でイイ感じに熟成されるのだとか。
お味も羊羹とよく合うし、食べづらいけど、とってもおいしいじゃん。
日持ちもするし、これは良い小倉土産になると思いますよ。駅ビルは今すぐ仕入れるべき。
コメント一覧